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掲載日:2009/12/07

【労災】若手に増え続ける過労自殺

 長引く不況で労働環境が厳しさを増す昨今、長時間労働による過労が原因の自殺が後を絶たないそうです。

 今月初め、福岡市内の大手電気設備工事会社は、自殺した男性社員(当時30歳)の遺族へ約1億円を支払うよう、判決を受けました。

 起床時や出勤前の体調不良、食欲減退、不眠・・。
生前苦しんだ男性が残した携帯電話には、「今までありがとう。勝手なことしてごめんなさい」という未送信メールが残されていたそうです。

 亡くなった男性は、2003年から時間外労働時間が月120時間を超え、2004年7月には176時間に及んだとのこと。2か月以上にわたって月80時間以上」という厚生労働省の「過労死ライン」をはるかに超えていたそうです。

 しかし、会社側は当初、自殺と仕事の因果関係を認めませんでした。「主人が誇りを持って一生懸命働いてきた会社とこんな形で闘いたくなかった」 亡くなった男性の妻は声を絞り出したそうです。大切な家族の死だけでも耐えがたいでしょうに、家族にとっては2重、3重の苦しみを負うことになるのだと、再認識させられる事件でもあります。

 労災認定された未遂を含む自殺は、特に若い世代に増え、3~4割を占めるそうです。そこには、十分な研修も受けずに即戦力として扱われる若手社員が増え、負荷が増している背景があるようです。

 年末、繁忙期となる店舗や企業も多いと思いますが、労働管理を徹底し、誰もが明るく新年を迎えられることを願います。


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